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ワークフローQ&A設計監理料について

設計監理ワークフロー

相談から竣工までの設計の流れです。

内容設計監理料
相談
購入前の土地のアドバイスをはじめ、家づくりに関する相談を承ります。電話・メールなどでお問い合わせください。日時の調整を行います。
無料
仮契約
建築や住まいについての考え方や、設計の進め方、作品見学、経験などをもとに総合的に判断していただきます。よろしければ、本契約の前に、日本建築家協会書式の調査・企画業務契約書により仮契約を結びます。
プラン提示
敷地および周辺環境の調査や関係官庁に法的条件などを確認し、ご要望から予算を踏まえた最適なプランを検討し提示します。提案の主旨や相性などを判断していただき、了解いただければ本契約を結んでいただきます。
延床面積200㎡まで
10万円
本契約時
設計監理料に充当
本契約
日本建築家協会書式の設計監理契約書により契約を結びます。
契約時に契約金額の
10%
仮契約時の金額を差し引きます。
基本設計
ご要望を整理しながらプランニングを進めて行きます。スケッチや模型などを使いながら、各部の雰囲気をわかりやすく伝えます。最終的に基本設計説明書を作成して提出します。工事費の概算見積を取って内容と工事費の目安をつけます。
完了時に契約金額の
25%
実施設計
基本設計をもとに細部について検討を重ねて、施工のために必要な詳細図面と特記仕様書を作成します。実施設計図書として提出し、内容を詳しく説明し、確認していただきます。
完了時に契約金額の
35%
施工者選定
実施設計図書をもとに適正な金額で工事ができるように、数社見積もりを取って内容を精査します。工事請負契約に向けて、施工者選定のお手伝いをします。立ち会いのもと、施工者と工事請負契約を結んでいただきます。
確認申請
工事費が決定した時点で、建築基準法や条例などの情報を反映させた確認申請図書を作成し、建築主の代理人として確認申請審査機関に提出します。
提出時に契約金額の
10%
工事監理
設計図や仕様書通りに施工されているか等を現場や書類で確認します。配筋検査やコンクリートの品質確認などを細部にわたり確認し、納まりなどの確認検討や材料の実物確認、質感や色彩など、その建築のあるべき姿を追求していきます。
上棟時に契約金額の
10%
10竣工・引渡
竣工検査・手直しをへて、施工者かた施工書類や保証書などの提出および取扱説明を行い、引渡となります。
竣工時に契約金額の 10%
アフターケア
引き渡し後もライフスタイルの変化に応じたリフォーム、増築などの適切なアドバイスを行います。

Q&A|よくある質問について

1.家を建てたいけど、何からはじめたらよいですか?
まずは電話やメールでお問い合わせください。直接お目にかかって、住まいへの思いを詳しく伺います。いきなり契約を切り出したり、しつこい営業はしませんので、お気軽にお問い合わせください。私の住まいづくりへの考え方や、設計した住宅など資料や写真をみていただきながらご説明いたします。
2.工事費はどのくらいかかりますか?坪単価でもよいので知りたいのですが。
設計前に坪単価の提示はしていません。坪単価そのものの定義が曖昧なため、ほとんど参考にならないことをご理解ください。敷地や地盤の状況をはじめ、ライフスタイルはすべて違います。住宅に限らず、建築は同じものはひとつとしてないということです。その人にふさわしい「たったひとつの建築」だからです。
ご予算から、理想の住まいの実現をお手伝いしています。
3.土地がないと相談できませんか?
土地が決まっていなくても相談は可能です。検討中の土地のアドバイスも行っています。
4.契約前に、簡単でもよいので無料でプラン提示できますか?
間取りに決まったかたちはないと考えています。パズルのように部屋を組み合わせてつくるものはありません。一生に一度の決断をされた方のプランが、簡単にできるはずがないのです。「図面を描くこと」以上に、「考えること」の方が、はるかに時間がかかります。将来にわたってどのようなプラン(間取り)が理想的なのか・・・とても重く、大切なことだと考えています。
無料で提示できるものではありませんので、ご理解ください。
できるだけお客様の負担を少なくするため、仮契約をしていただきプラン提示を行っています。提案の内容や考え方、相性などに不安を感じたら、本契約に至らなくても何も問題ありません。
5.建築家には希望や意見を言いにくい印象がありますが。
そのようなイメージをもたれている方は意外に多いようですがまったくそんなことはありません。住宅の場合は、特に綿密にコミュニケーションをとることが大切だと考えています。専門家の立場から良いことだけではなくて、悪い部分もアドバイスしていきます。その上で、住み手の希望を空間に表現することが建築家の役割であると考えています。完成した時の喜びを共有できることが、この仕事のやりがいでもあります。
6.設計料が高そうですが、どのくらいですか?
敷地の条件や難易度でも変わってきますので、国土交通省の告示15号をもとに、ご希望の建築の用途や床面積から見積書を提示し、ご相談に応じて決定しています。
7.ハウスメーカなどと違って、設計料の分だけ高くなりませんか?
ハウスメーカーの見積書には設計料の項目がないか、あるいはあってもとても少額です。
何故でしょうか?答えは工事を請負うからです。また、仕様や作り方に決まりがあるため設計の手間も省けるからです。設計料は工事金額に含まれていて、監理も自社で行うからです。大切なことは、最初から決まり事の枠組みの中での設計でしかなく、第三者による客観性が担保されないこととセットになった結果であると言うことです。
設計監理料というのは、不動産取引の手数料の意味とはまったく違います。
例えば2000万円工事費がかかったとして、設計料が200万円だから2200万円かかってしまうということではなくて、設計料がタダのハウスメーカーで決まり事の範囲で2000万円の家をつくるか、建築家に依頼して自由な範囲で設計監理料を含めて2000万円の家をつくるか。この違いです。
8.工事費が予算より高くなってしまったら?
通常は予算内に納まりますが、予算より1割程度高く出ることもあります。その場合は、当初の予算に近づけるために、こだわりのある部分は残し、他の部分で減額するなど設計の見直しをおこない、減額案をつくって施工者と調整をして予算内におさめます。
10.設計のワークフローで提示する図面はどのようなものですか?
仮契約ではヒアリングをもとに、予算を踏まえた最適なプランを提示しています。このプランで決まるわけではなく、基本設計では、打ち合わせを重ねて見直しをしながらプランを練り上げていきます。最終的に打ち合わせの内容をすべて盛り込んだ実施設計図が完成します。
仮契約時の提示プラン例→提示プラン
基本設計図面例→CGの例
実施設計図面例→特記仕様書と実施設計図    平面詳細図
11.リフォームの設計も可能ですか?
相談から設計まで、新築と同じように行っています。

設計監理業務報酬について

敷地の状況、建築物の用途・規模・構造によって、その都度見積書を提示しご相談に応じて決定しています。
基本的には、国土交通省の告示98号をもとに略算方式で算出しています。
略算方式による業務報酬=直接人件費+直接経費+間接経費+特別経費+技術料+確認申請代行費(+消費税)
※特別経費とは、遠方の場合の交通費、出張費などです。近郊の場合は計上しません。

※註 上記に含まれない費用
造園(樹木植栽)設計料
家具の選定・ブラインド等のコーディネート費用
長期優良住宅、フラット35等申請。
開発許可等の申請、条例による事前協議・申請・許可等、条例にもとづく近隣説明。
省エネルギー計算報告書作成、地盤調査費、敷地測量費
確認申請および上記申請等にともなう確認審査機関の審査および検査手数料。