3番目の月
軒裏に反射する光
真下に射す光
そして3番目の月
日々の出来事|建築|写真|趣味|の4つのLogです
足元を照らす灯り。
玄関ポーチのスポットライト。
軒裏に反射する灯り。
室内から漏れる灯り。
多摩平の家が竣工しました。
一昨年の秋からスタートし、季節を巡って二度目の春です。
大きな三角屋根と小さな三角屋根をL形に配置して、縁側を巡らせることで内部と外部の連続性を持たせています。
深い軒は、季節の日照をコントロールし、風雨から建物を守る役割を持っています。周囲の田園風景や山並みの自然に調和させるために、外壁には杉板を用いていて、桜島の降灰の対策として屋根は金属屋根にしています。
大きな三角屋根の空間は、リビングと2階の子供室になっていて、勾配天井でひと繋がりの空間になっています。
リビングは、縁側へとつながっていて、豊かな住空間となるように工夫しています。
詳細はHPの作品ページにアップしました。
やっと鹿屋の家の写真が撮れました。
L形に回した縁側が、内部空間と連続しています。深い庇は陽射しを調整し、雨を防ぎます。
やはり、このような日本の建築にあった縁側や軒下は、豊かな空間になると言うことがよくわかりますね。
※ホームページにも掲載します。ちょっと忙しいので、すこし先になるかも知れません。
自然素材などど言われて久しいが、そもそも日本の住宅は素材ありのままにつくられてきはずだ。
いつしか、新建材などと銘打った材料?がでてきて、偽物で埋め尽くされた。
決して材料開発や技術の進歩を否定するものではないが、人というのは、視覚だけで空間をとらえているわけではない。
触覚(手触り)、嗅覚(香り)を感じて、その空間の空気感をとらえている。
杉の木理、香り、手触り、塗り壁の手の痕跡。
人が住むのだから、素材を素直に使い、その質感に包み込まれるような空間をつくりたいと考えている。
木造住宅の2階にあった洗面と浴室の改修です。
改修前の写真がないので、比較できないですが、洗面は床が長尺シート、壁がビニールクロス張り。浴室は床壁50角タイル。
普通の洗面と浴室でした。2階なので、一般的にはユニットバスを使うことが多いと思いますが、ここは在来工法でしたので、その点はちょっと違っていたかも知れません。
ストイックなまでにそぎ落としたデザインと、ホワイトだけの空間です。
生活感を感じさせず、機能的に。オーナーの要望でもありました。