独立2世帯住宅
構想から5年かかりました。
道路斜線や高度斜線を、ブロックで構成することでクリアしました。
理想型を追い求めるも、コストオーバーで断念せざるを得なかったり。
解体工事が、思いのほか費用がかかったり。
元々の地盤改良が不良だったり。
本当に、いろんなことがありました。
アイディアの半分も実現できませんでしたが、
要らぬ負担を強いることなく、次の世代に引き継ぐことはできました。
日々の出来事|建築|写真|趣味|の4つのLogです
都市に住宅を建てる時に常に意識しているのは、光の入れ方と風の通し方です。
単純に外壁に窓を向けても、隣家が迫っていたり。
この住宅も都心部にあって、敷地の広さには比較的恵まれていましたが、東道路の東西に長い敷地でした。
南北には、隣家が迫っています。
2階にリビングやダイニングを計画した方が良いのですが、オーナーのライフスタイルと合わないことから、1階に計画しています。
どうしても明るさが不足してしまうので、上部から柔らかな光が落ちてくるように考えています。
つくし野の家の写真をHPに掲載しました。
自然と共にあること。
簡素であること。
豊かであること。
素材を活かすこと。
細部にこだわること。
そして
美しいこと。
私の一貫したコンセプトです。
陽射しをコントロールし、風が抜けるように。
奥深い庇と建物の中央にライトコートを設けています。
近日中にHPにも掲載予定です。
気まぐれ更新のBlogではありますが、今後もよろしくお願い致します。
竣工してから13年の月日が経ちました。
6年ぶりになるでしょうか。つつじが丘の住宅を訪問しました。
アプローチのトネリコの成長が月日を物語っていますね。
エレメントを極限まで隠すことによって、モノリシックな室内空間になるようにしています。
ともすると、破綻してしまうぎりぎりのディテールを、高い技術を持った作り手によって実現しています。