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MacPro(2010)SSDのRaid 0化

MacPro(2010)のSanDisk Extreme PROも3年が経過したので、SSDを入れ替えることにしました。Extreme PROは、外付けにして竣工写真データ専用にします。
Extreme PROは一昨年にディスコンになっていて、次世代のシリーズに置き換わっています。
今回は、Appleの純正でも使われているブランドのSamsungにしてみました。読み書き速度はExtreme PROと遜色ありません。

Samsung860EVO 250GB


何故か2台です(^_^;
タイトル通りRaidを組んで、パフォーマンスを向上させようという目論見です。
ハードウェアRaidが理想ですが、高額になるのでmacOSのソフトウェアRaidで十分でしょう。
El CapitanでソフトウェアRaidの機能はなくなったのですが、Sierraで復活しています。
Raidの組み方はとても簡単で、ディスクユーティリティを起動して、ファイル→Raidアシスタントを選択→Raidタイプを選択で可能です。
タイプは、ストライピング(Raid 0)、ミラーリング(Raid 1)、連結(JBOD)の3種類から選択できます。
タイプを選んで対象のディスクを選択すればOKです。
少しでもパフォーマンスを上げたいので、今回はRaid 0です。
まず、860EVO単体でのベンチマーク

860EVO


ほぼスペック通りの値ですね。(PCIeカードに装着)
次に、Raid 0は?

Raid 0のベンチ


微妙ですね(^_^;
思ったより向上していないです。
やはりソフトウェアRaidが原因でしょうか?
そもそもMacProのPCIe2ってのがネックかも知れませんね。
容量も増えたし・・・ま、いいかww


灯りの調和

足元を照らす灯り。
玄関ポーチのスポットライト。
軒裏に反射する灯り。
室内から漏れる灯り。

アプローチの灯り


家に帰るという暮らしの中のシーンを、優しく誘うような照明計画です。



多摩平の家

多摩平の家が竣工しました。
一昨年の秋からスタートし、季節を巡って二度目の春です。

2016年秋
敷地の調査


幾度となく、ヒアリングを重ねて竣工しました。
楽しい家づくりでした。

2018年春
遠景


お月様は部屋の中に2つ。
そして、外にも1つです。見つかりましたか?


灯りの質

ほとんどの建築につかわれる照明器具はLED化しています。
コンパクトで効率が良く、長寿命というのは良いのですが。。。

ニッチのピンスポット


こと住宅の灯りとして考えた時、一言で言って、目に刺さるほど「ジャープ過ぎる」と感じます。私だけでしょうか?
これからさらに開発が進んで、住宅らしい「柔らかな灯り」ができると良いなと思いますね。

ファミリールームのお月様


足元を締めよ

外壁に通気層を取る場合に一番気になるのは、基礎と外壁との段差です。
これが、外観を著しく損なうことになります。
このようなことは、一般の人には気にもならないことだと思いますが、外観の印象が締まらないのです。
既製の通気水切りを使うと、この段差の解消が難しくなります。
だからといって、特注するのも全体コストを考えると厳しい場合もあるわけです。

外壁通気のディテール


工事中の写真ですが、アルミアングルを見切り材として、隙間を通気口にしています。
上が外壁の杉板ですが、コンクリート(基礎)の部分にも杉板を張って、段差を解消します。

「足元を締めよ」

これ、大切です。


細部を消すことを考える

建築を考える時に、結構やっかいなのが建具です。
機能性は勿論ですが、そのプロポーションも空間の雰囲気を左右します。
開き戸の場合は、どうしても金物(レバーハンドル、丁番、錠)などが必要になるため、煩雑になりがちです。
その場合は、隠し丁番を使うようにしています。それだけでも印象はまったく違います。

多摩平の家
引き込み戸


この建具は、引込み戸です。(壁の中に引き込む)
一切の金物は見せない。引き手も金物は使わない。三方にあるはずの枠も見せない。
細部を消すことに徹しています。
そのようにしてできた空間は、とてもシンプルです。
材質は、タモ練り付けです。
柾目か板目か。これも重要な選択肢になります。
柾目はさらにシンプルな雰囲気になりますが、ちょっと堅すぎる印象があるので、今回は板目を選択しました。
自然塗料(白)拭き取り仕上げにして、内壁との調和を図っています。
シンプルで柔らな雰囲気になりました。


空間をつなげるということ

暮らしをどうしたら豊かにできるか。

ファミリールームと吹抜け

建築に求められるのは、物質的な事ではなくて、どうしたら豊かな空間になるのかということです。

ダイニングと奥は和室

それが、住み手の日々の暮らしを楽しく、豊かにすることに繋がるのではないかと考えています。

ファミリールーム
レベルを変えています


部屋と部屋の繋がりを変化をつけてレベルを変えています。西に開けた景色を眺めたり、2階と距離感を少なくすることで、家族が使う「場」としての繋がりを強くしようと考えました。
家族の繋がりを大切にする建築主の「思い」を空間で表現しました。
作り手の思うままに作れるわけではないのは当然のことで、住み手の家族構成やライフスタイル、将来への想いなど様々な希望を織り込んでいくことが設計なのだと考えています。


シンボルツリー

株立ちのヒメシャラ
樹高4m


多摩平の家も、外構工事に入って3月下旬の完成に向けて進んでいます。
今日は、植栽の選定に行ってきました。畑を2つ回ってきましたが、良いシンボルツリーが見つかりました。
完成が楽しみです。


面一に納めるということ

建築の用語で「散り」(ちり)と言うのがあります。
例えば、仕上げの異なる部分や壁と建具枠、柱などの段差やその寸法差などで使われる用語です。
年末の投稿「建築要素」でも記事にした建具枠の部分が完成しました。

仕上げと建具枠

建具枠は色の違う部分です。
壁の仕上げとほとんど面一に納めています。

建具枠と仕上げの散り

建具枠と仕上げの納まりです。
建具枠の散りは2mm。精度が高くないと破綻する納まりです。
下地はプラスターボードですが、大工さんの技能が高く、丁寧に精度良く施工されています。ここで精度が悪いと、仕上げも上手くいきません。
また、塗装職人の技能もかなり高く、丁寧です。パテ処理3回+ペーパー掛け工程を踏んでいます。
かなり厳しい納まりを要求しましたが、精度高く施工できました。職人さんには感謝です。
職人さんとも話をしたのですが、あと1mm散りを多く取っても良かった。とても繊細な納まりになっています。