この建築は以前勤めていた現代建築研究所の監理の手伝いをした時のものです。
常日頃から、建築空間の質はディテールの詰めだと考えていて、ここが甘いとまったく違った雰囲気になってしまいます。怖いもので、その甘さは人に伝わってしまうということです。
図面で表現できるのは、縮小された世界であって、現実のものとは異なります。だからこそ、現場・・・つまり原寸の世界で改めて検討し、確認する必要があるわけです。
限界と思えるほどの試行を重ねた空間を実現しています。
住宅建築と違って、職人達との距離が遠いのがとても難しい。
「 考え方 」一覧
原風景
遠くに見える碧い山並み、田園風景、風になびく稲穂、雲雀の声
陰影深い庇、都会でも、もう少し日本的な風景があっても良いと思う。
Y-HOUSE(内と外の関係)
約250坪の敷地に建つ,RC造平屋建ての住宅.外壁は打ち放しです.
住居は敷地奥に配置して庭を広く取り、アプローチを路地状にしてガレージと住居をつないでいます.リビングと連続したテラスをつくって庭へとつなげています.
リビングキッチン。
キッチンカウンターはオーダーメイドで長さは3.5mあります。カウンタートップはステンレス(バイブレーション)。調理器は、すべてビルトインとしてすっきりした印象を大切にして設計しています。
つつじが丘の住宅
傾斜地に建つRC造平屋建ての住宅
パラレルに配置した内部空間の間に、中廊下としての中庭を配置して、風と光あふれる透明感のある空間をつくった。
M-House
5室のワンルームとオーナー住居のRC造集合住宅.
敷地条件を最大限に活かした収益性の高い賃貸住宅.コンクリート打ち放しの外壁と木製ルーバーが外観の特徴となっています.
I-HOUSE
バリアフリーと自然素材を使用した内部空間と連続する中庭のある住宅です。
N-HOUSE
3階建てRC造の住宅
市街地に建つ狭小住宅。箱をくり抜くようにテラスを内包させてプライバシーと開放性を両立させた。
外壁はRC打ち放し、内部は木組で構成した。